And Q.

思ったことを書きます

趣味の話

ちょっとだけネガティブな話をさせてほしい。

最近、自分の趣味が何なのかうまく明文化できなくて困っている。 ひと昔前の自分であれば、「音ゲー!」「DJ!」「創作!」と声高に言えたはずなんだけど、言えたはずの単語がなかなか言えない。 かろうじてゲームはやっている(さっき、ウルトラムーンのポケモン図鑑を揃えたところ)し、毎週ジャンプも読んでいるので、「ゲーム」「マンガ」くらいふわっとした単位でなんとか誤魔化すことはできている。 が、それらは本当に、情熱を持って、「趣味はゲームです!」と声高に言えるか?というとそれもまた微妙な感じがしていて、他人に趣味を聞かれた時にもにょってしまう。

言えていたはずのそれが言いにくくなっている原因は自分の中では明白で、 音ゲーは単純にプレイする頻度がガクッと落ちている(CANNON BALLERSのプレー回数はなんと30回)。 DJは……まぁ自分でイベントやったり、ありがたいことにお声がけくださる人がいるにはいるが、趣味と呼ぶにはちょっと頻度が少ないんじゃないか…?と考えて縮こまってしまっている。 創作は趣味だったはずなんだけど気づいたら結構自分の人格形成に食い込んでいて、なんか手放しで「趣味です」って言うにはちょっと重たい。 つまるところ「気の持ちよう」でしかない話なんだけれど、その「気」がどうにも萎んでしまっていることが悩みの本質なのだ。

以前似たような話をTwitterに書いた時、友人が「お絵かきは?」とリプライしてくれた。 これについて考えてみたんだけど、結論から言って恐らく自分の趣味は「お絵かき」ではない。 うまく言えないんだけど、自分が思う「お絵かきが趣味」の人たちと自分とでは、「絵を描く」ことに対するスタンスが圧倒的に違う。そういう意味では、とても彼らと同じフィールドに立てる気がしない。自分が同じところにいると名乗るのも恥ずかしいくらいに。

自分も絵は描く。描くけれど、それはなんというか……「『創作』という行為を目前にして、自分も描かなきゃいけない気がする」からだ。 描くからには、可愛く描いてやりたいし、自分の描くキャラクターたちの姿に納得できないことも多い。それでも、世界にほんの少しでも自分がいた証を残したいから、創作をやっている。 なんというか……非常に恥ずかしい話なんだけれど、自分は創作を通じて、他人に自分のことを見て欲しいだけなんだと思う。そんなものに沢山の人を巻き込んでいる。なんて奴だ! それでも、それを好きと言ってくれる人たちがいることに感謝したいし、許される限りはそれを続けていきたい……。 明日の自分に言ってやりたいのは、今までの活動が急に卑しいものに思えてしまって足を止めているんだとしたら、うまいこと折り合いをつけて許してあげてほしい。悪いことじゃないはずなんだよ。

ただ、明日の自分がこの文章を見たら、きっと恥ずかしがって記事を消してしまう気がする。夜のテンションっていうのはそういうものだ……。

という感じで思っていることを書き出してみたら結構スッキリしてきた。今なら「趣味はゲームとマンガとDJと創作活動です」って言っていけるような気がする。