And Q.

思ったことを書きます

天/祭たのしかった

3月9日土曜日、ビートマニアの大会『天/祭』が開催されまして、アフターパーティーでDJさせていただきました。

beatmania2dx-ten.notion.site

自分が参加するCosmicRaise.netというグループで2014年に開催した、Lv.9限定の大会『Q』の意思を継ぐ、と銘打って開催される、Lv8〜10にフォーカスした大会で、 Qという大会はそれはそれは面白く、そのメンタリティを引き継いでいただけるというだけでもありがたいことなのに、イベントにもDJとして呼んでいただけるとのことで、 こんなにありがたいことはないんじゃないか?という機会をいただいたなぁという気持ちで、DJに臨みました。

結構色んなことを考えてセットを作ったので、どういうこと考えていたのか残しておこうと思います。

まずお声がけいただいてやることは、イベントの雰囲気を掴んでどんな感じのセットにするか、ぼんやりと流れのラフを組み立てることでした。 大会のアフターパーティーということで、基本的にはたくさんの人たちが会話する場で、それを破壊するような音を出すのは厳禁かなと思います。 この時点でハードコア、音ゲーコアの類は選択肢から消えます。

ラウンジを意識するとなると、ハウス、ディスコ、ポップス、ドラムンベースといったジャンルが主軸になるかなぁといったところですが、 その辺は他のメンバーがやりそうなので、ちょっと外すことを考えます。

そうしてたどり着いたのが、BPM150でした。

普通のラウンジであればまず流さないBPMですが、音ゲー的には中速ですし、自分も普段のDJではほとんどやることのないBPMなので、ちょっと冒険できて良いかな〜、と判断しました。

そこから選曲に入るんですが、ここで色気付いて「原曲がBPM150の曲で縛る」ことを課しました。 天≒10、ということで、キリのいい数字を使うのがカッコいいんじゃないか、という変なこだわりです。ここからどんどんこういった謎のこだわりが登場します。

BPM150の曲をピックアップして、流れを作ったり繋ぎ方を考えたりしていくわけですけど、これについては普段のトランスDJで意識していることとさほど変わらずだったかなと思います。

  • 掴み=1曲目は大事
  • やや渋めのスタートで徐々にアップリフトしていく
  • 後半アップリフトでずっと続けるんじゃなくて、緩急をつける

普段考えてるのはこの3点です。

で、できたのがこちら。

プレー履歴

テクノ〜サイケ〜ハードダンス〜ハウス〜トランス な感じで徐々にジャンルを跨ぎつつ、アクセントになる曲がところどころ入ってるような感じですね。

1曲目のDivine Heaven、ラストのFly Aboveともに「天」っぽい曲で、イベントを象徴するテーマ性を設けることができたかなと思います。 他にもN.O.とか高高度とかも「天」っぽいかな。

サイケが多めになったのが少し反省点かなとも思いましたが、「天/サイ」ってことでいい感じに収まってるということで、結果的にいい感じになったんじゃないでしょうか。 またColorsは「彩」とも取れそう。

あとはBREEDING -> LIMITED も気に入ってるポイントです。9th -> 10th っていうあれです。


というようなことを考えて組み立てて本番に臨みました。基本はBGMなんですが、何人かはDJ聞きにブースあたりまで来てくれていて、それはそれで嬉しかったですね。

普段のDJではあまり曲順を固めていくことがないので、せっかく色々考えたんだし……ということでツラツラと書き残してみました。

改めて、こんな素敵な機会をくださった天/祭運営のみなさま、参加していた選手、観客のみなさま、本当にありがとうございました。 大会の方も大変盛り上がり、また白熱した対戦の数々を1プレイヤーとして楽しませていただきました。ビートマニア最高〜!!