And Q.

思ったことを書きます

侵略せし、冥闇。迎え撃つは、可憐。

この冬、僕が主催のクラブイベント『Stratosphere』と、参加してるサークル『瓶底眼鏡女子同盟』がタッグを組み、1枚(2枚組です)のコンピレーション・アルバムをリリースします。

侵略せし、冥闇。迎え撃つは、可憐。|Alt(ernative) + En(coun)ter

12月31日のコミケ3日目、スペースは【西ら15ab "Strtsphr" + "瓶底眼鏡女子同盟"】です。どうぞよろしく。

キャッチコピーの通り、2枚組のディスクがそれぞれ「カワイイ」曲と「ワルい」曲で構成されてます。 Stratosphereサイドは「ワルい」方です。つまりはワルいトランスが揃ってるという塩梅ですね。

プレビューはこちら。

相反するふたつの要素を一つにまとめるというのは結構冒険だったんですが、ある意味、今まででいちばん『瓶底らしい』作品に仕上がったんじゃないかなと思います。 (一応Stratosphereは瓶底プロデュースのイベントですからね。)

というわけで早速Disc2、Darkness Invasionの収録楽曲を紹介していきたいと思います。

Tr.01 Ryunosuke Kudo - Johanna

Stratosphereでも毎回一番手としての地位を確立しているクドウくんのテッキーなトランス。 普段は落ち着いたProgを作る方なので、これは完全にワルですね。 静かなる胎動を思わせる構成が全体通していい意味で地味というか、渋い楽曲です。 侵略の第一段階ともいえる、Disc2の1曲目として非常にカチッとハマっていて素晴らしいです。

Tr.02 Nago - Dark Nebula

いつもお世話になっているDigital LogicsのNagoさんによるサイケデリックトランス。 春にリリースされていた1stアルバムに収録されている"Turblence"が非常にお気に入りで、今回お願いする運びになりました。 楽曲の方はこれまた渋カッコいい系です。普段のNagoさんが奏でる美しいUpliftとは完全に真逆。ワルいです。 個人的に、アルバムの雰囲気を形作る理想的な1曲になっていると思っています。

Tr.03 KO3 & Relect - Outburst

6月開催 Stratosphere HEXA のゲスト、KO3 & Relectによるサイケデリックトランス。 普段はハードコアレイヴの現場で活躍するお二人ですが、トランスを作っても非常にクオリティが高い……。 目の前のものをすべて踏み潰しながら進む、魔神の進撃のようなキックがクセになります。ワルいです。 現場のセットにぜひ取り入れたい1曲。

Tr.04 Alinut - Assaulter

こちらもStratosphereにレギュラー出演していただいているAlinutさんの、偏差値がかなり低いトランス。 普段は美しいProgを得意とする方なので、ここまで既存のイメージを崩してくる楽曲のリリースは相当珍しいです。ワルいです。 ドロップから一転してキレイになるかと思えば全然そんなこともなく、徹底した不良っぷりが最高です。

Tr.05 Verte-Rose - Kataphraktos

Verte-RoseはHEXAで登場した、stereoberryさんとArk-Zさんのユニットです。 最近のASOTの曲のような力強いリフと、中盤のトラップ地帯が非常にワルいです。 この二人も普段のリリースからは想像できない音が出ていて、デモを頂いた際非常に感激した覚えがあります。

Tr.06 MK - Out of Charge

2016年頭に #今年はトランスが来る というハッシュタグを流行させ、Stratosphere第5回Vijfに出演いただいたMKさんによる一曲。 宇宙を感じさせる美しいブレイクと、低音域のエグさのギャップが非常にワルいです。 収録曲の中では一番箱鳴りが楽しみな曲です。次の宇宙では絶対に流したい。

Tr.07 Yooh - Wirepuller

ここ数年個人的に激推しなアーティストの一人、Yoohさんによるまさにワル!な一曲。 昨年参加いただいたAOTCでも超カッコいいArmada系トランスを提供いただきましたが、1年経って更に磨きがかかった印象を抱きました。 積極的にトランス書いてほしいですし、いつかイベントにも出演していただければと思っています。というか呼びます。

Tr.08 DJ Noriken - Helios

Stratosphereや瓶底眼鏡女子同盟には欠かせないメンバーの一人、DJ Noriken。 今回Disc 1にも参加していて、CD上の本当の黒幕なのではないかという疑惑があります。 こちらのトラックはテックダンスのエッセンスが盛り込まれた、一風変わったトランス。 思わず激しい縦ノリで首を振りたくなってしまいます。ワルい男よ。

Tr.09 Clean Tears - System Crash

第3回"TRINITY"に出演いただいたCTさん。昔からのファンだったので、昨年に引き続き参加していただけて非常に嬉しかったです。 アルバム内唯一のアップリフティングトランスですが、この手の曲には珍しいTB303系の音が悪さを際立たせています。ワルいです。 自分がファンなのでもう本当にこれ以上言うことがないんですが、とにかくカッコいいのでもう……聞いてくださいという一言に尽きます……。

Tr.10 aran - Foggy Skyline

今回のメンバーで一番「ワル」から遠いイメージがありましたaran氏。 彼の表現する「ワル」が非常に楽しみだったんですが、聞けばしょっぱなからワルかったです。こう来るかー!と心のなかで叫んだ覚えがあります。 他の9曲のどれにも被らない、いい意味で「浮いた」曲だったので、激しい戦いの後、残った残骸とともに流れるエンドロールのようなイメージで、この曲をラストトラックとさせていただきました。

そんな感じでサクッと紹介させていただきました。 昨年のAOTCとは少し毛色が違いますが、今回も間違いないトランスが揃っていますので、お好きな方は是非お手にとっていただければと思います。 また、Disc1のKawaiiサイドも間違いない曲が揃っていますのでそちらもぜひチェックしてみてくださいね。

それでは、12月31日のコミケ3日目、【西ら15ab "Strtsphr" + "瓶底眼鏡女子同盟"】でお会いしましょう。